ヒトは何故、自分は死なないと思い込んでいるのか-3

コンコルド社の失敗
1969年コンコルド社が新開発したジェット旅客機は、通常の2倍の高度(18,000m)をマッハ2(通常の2倍の速度)で飛行し、パリ~ニューヨーク間を従来のほぼ半分の時間で運行できるため、夢の欧州空路と期待されていました。
しかし➊ソニックブーム(マッハ1を超す時の衝撃波)のために多くの空港から乗り入れ拒否をされたり、➋定員100人とペイロード(積載量)が低いため運賃が割高(ファーストクラスで20%高)になったり、➌航続距離が短いため太平洋空路など新規路線開拓が難しいなど、当初からその成功は疑問視されていました。
しかしコンコルド社は、今やめたらすべての投資が無駄になると、さらに投資を続けたのですが、開発の採算ラインと言われる250機を大幅に下回る僅か20機(試作機を含む)で生産中止に追い込まれました。このコンコルド社の失敗に例えて、手前味噌の予測に基づき期待感から投資を続ける失敗を、多少揶揄する気持ちを込めて、「コンコルド効果」といいます。
それでは何故、私たちは自分の都合の良いように物事を考えてしまうのでしょうか…つづく

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